無礼な小娘

ほの怖い話を投稿させて頂きます。

私は少し霊感がありますが、できるだけ霊的なモノを避けているので、もの凄く怖い体験は、さほどしていません。

それでも怖かった話。
オチはありませんが、よろしければどうぞ。

多分、半年以上前だと思います。

その日は、8時くらいに寝ました。
隣には母が寝ています。

夜、11時くらいに目を覚ますと、仰向けに寝ていた私の足首の上に、小学6年生くらいの女の子が正座していました。
暗くて顔は全く分かりませんでしたが、シルエットはハッキリしていて体重もそれなり、あとショートカットだったのを覚えています。

最初は恐怖よりも怒りが勝ってしまい、「は?ふざけんなよ。なにしてんだてめぇ。」と、すごくイラッとしました。

「いやいや、動けないから。どけコラ。」

と思った瞬間、金縛りにあっていることに気付きました。

やべぇ。

私の感情は、怒りから恐怖に変わりました。
でも精神的に負けたくなかったので、この図々しい小娘をどうにかしようとしました。
まずは金縛りを解かねば。

隣にいる母が、座って起きていた様なので体に触ってもらえればすぐ解けたのですが、声が出ないのでそれも虚しく。
私はいつも怒りで金縛りを解くので、この時もそうしました。

この私によくもこんなことをしてくれたな。

というような感じで。
ギリギリギリギリッと、力を入れているうちに右手が少し動いたので、すかさず右手に更に力を入れて、左手も動かせる状態になり、すぐに全身の金縛りを解くことができました。
そして、霊感のない母にこの少女の存在を分からせるため、「ママ!こいつ足に乗ってきて退かないんだよ!助けて!」と、もがきながら訴えましたが、なんと母の返事は淡白で、「うん・・・そうだね・・・うん・・・そうだね」としか言ってくれない上に、助けてくれませんでした。

自分の娘がヤバい目にあっているというのに、なんだこの人は!とか考えながら、仕方なく自分だけで退かそうと腹筋で上半身を起こし(まだ少女が足に乗っているので)

「てめぇ!この野郎どきやがれ!!!」

と、私がそいつの顔を鷲掴みにしました。
掴んだ顔にはなんと、口がありませんでした。
肉質も、固いのにぐにぐにしている様な、むくんでいる様な。
とにかく気持ちの悪い感触でした。

少女は正座のまま、顔だけで私の手をもの凄い力で押し返してきました。
私は左手だけだったというのもあり、右手で体重を支えていたのですが、少女の力に勝てず、ベッドに沈みそうになりました。

くっそ!負ける!

と思った瞬間、バチッと私の視界が突然変わりました。
普通に寝ている状態に・・・。
少女も居なくなっており、金縛りにあっているわけでもなく・・・でも、心臓はバクバクしていて体も汗ばんでいました。

ふと隣を見ると、座っていたはずの母は横になって寝ていました。
そこでようやくさっきのが、夢なんだと気付きました。
リアル過ぎて気付くのに時間がかかりました。

確かに、よく考えれば不思議な点がふたつも。
11時に起きたはずが、今時計を見れば9時半過ぎ。
あれだけ怒鳴って格闘していたにも関わらず、助けてくれなかった母。
私を溺愛しているので、助けないということはあり得ません。

夢でも現実でも、とにかく怖かったので寝ている母を叩き起こし、全てを話すと「知らないよ。それママじゃない。」と完全に否定された。

じゃあ隣に座っていたのは誰だったんだ?考えれば考えるほど怖くなるので、落ち着くまでお茶を飲んだりしました。

まあ、あの無礼な小娘に完全に負けなくて良かったと思いながらお茶をすすり、塩をまきました。

以上が私の体験談です。
長文、失礼いたしました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

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