下半身はない・・・

カテゴリー「心霊・幽霊」

以前、結婚後しばらく旦那の実家に間借りしてた時の事。
なくなった親戚のおじさんが亡くなる1週間前に痩せこけた体で「世話になったな」とわざわざ言いに来てくれた。

しかし、おかしい・・・。

上半身だけで現れて電気の傘のしたで、ジッとしてた。
本当に上半身だけで下半身はない・・・。
スパッと切ったような感じ。

白のポロシャツ、胸にブルーのラインが横に入ったの着てたんだけど、そのまんまだったし、顔もハッキリ見えたからおじさんだと分かって怖くなかった。
夜中の1時くらいだったと思うけど、マメ電球一つで部屋の中は薄暗かったな。

言い残した事があるのかもと思って「おじさん!!何!?どうしたの?!なんかあるなら言って!!」と何度も話しかけた。

時間にしてほんの数秒だと思うのだけれど、物凄い長い時間に感じた。
何度聞いてもジッと真正面の部屋の壁を見てるだけ。

話し掛けるのをやめるとスーッと動いて部屋の角に移動して後姿のまま数秒経って、溶け込むように壁に消えていった。
なんだったのか未だに分からない。

その部屋で具合が悪くて昼間に雨戸閉めて寝込んでた時の事。
家人は皆仕事で出ていて自分ひとりだった。

ベッドで仰向けに寝ていると、縄を振り回しているようなブンブンと言う音が聞こえた。
目を開けると真っ暗なに手首から上だけが見えて、それが左右に凄い速さで動いていた。
その手首がブンブンと言う音を出していた。
真っ暗な部屋で手首だけがハッキリと色まで分かった。

手のひらが肌色で後は黒っぽい色。
テレビでよく見る黒人の手だ!とその時は思った。

良く見ると尋常じゃない大きさだったし、尋常じゃないくらい早く左右に動いてる。
怖くなって、仰向けの状態から壁側に体を向けて手首が目に入らないようにした。
すると上側になってる左の手を掴まれた。

そしてグイグイ物凄い力で引っ張られた。
焦ったので引きずられないように必死に抵抗した。
怖くなって声を出そうにも声は出ない。
それでも必死に抵抗しながら「うわーーー!!」と大きな声をだして飛び起きた。
ベッドから飛び降りて雨戸を急いで開けて部屋を明るくした。

誰もいなくて、手に感触だけ残ってた・・・。
よーくみたらこんなに大きな手ないだろ!てくらいの手のあとが左の腕についてた。

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