気持ち悪い本

30年近く前の話。
今みたいにネットでどんな商品も検索したり買えたりできる時代じゃない頃。

どうしても欲しい本があった。
ちょっとマニア向けなダイエットエクササイズ系。

御茶の水に用事があったついでに、大きい書店2軒に寄ったが無くて、店に問い合わせても、入らないようなことを言われた。
古本じゃなくて、普通に出版中の本なのに。

隣の駅まで歩いていって、そこの大きな書店に入った。
女性向けの美容・ダイエットコーナーの棚に行って端から探し始めた。
すると、その本の背表紙を発見。
でも何か変だ。
棚から出して手にとって見た。

クシャクシャになっているのだ。
表紙を一度外して手の中で丸めてから戻したみたいな状態で、色もあせた感じ。
中も、所々開きグセがついているような感じで、どう見ても新刊で仕入れたモノではない。
かなり読み古されたというか、使い古された感じ。
そこは古本など全く扱っていない書店だし、それ以外の本は全てキチンと当たり前にまっさらで並んでいる。

仕方ないのでそれをもってカウンターに行き「これのちゃんと新しいのが欲しいんですが・・・」と店員に言ったら、慌てたように受け取ってすぐ、「すみません、入りません」と一言。
奥へ引っ込んで違う作業を始めた。

子供だった私はそれ以上突っ込めず、そのまま帰った。
結局、地元の商店街の本屋で見つけて買うことができた。
もちろん新品で。

何で私の探しているマイナーな本が大きな書店の棚に、まさにその1冊だけ読み古された状態で並んでいたのか、不可解。

誰が何のためにそんな風に置いていったのだろう????

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