電車と刃物と蛇腹

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

小学生の頃、電車に乗っていたときの話。
友達と2人で車両の連結部分の所で遊んでいた。
電車の連結部分って下に鉄板があって蛇腹のような生地で繋がってるじゃない、その部分です。
前のドア、後のドア共に閉めて連結部分だけを単独の部屋としてその中に2人でいました。

カーブに入るときとか繋がってる蛇腹のようなものがうねっていて面白かった。
そしてしばらくそこにいた時、その蛇腹のような柔らかい部分を外から叩かれた感じがしました。
もちろん走行中に。
電車の走る音がうるさくてはっきりしなかったけど友達も気づいたみたいなので確証がもてた。
そして二人で怖がるどころか逆に内側から叩き返してやった、何発も。

そしたら向こうも何発も叩いてきた、右からも左からも。
今度は確実に叩かれているのがわかった。
何回か叩く、叩かれるを繰り返してる内に叩き返されなくなった。
かわりにナイフのような刃物が蛇腹を突き破って出てきた、後、3cm長ければ顔に刺さっていた。

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