社会の底辺

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

引っ越し先の恐怖体験、というより、あまりに凄まじすぎたために逆に慣れてしまった所の話。

韓国で暮らしていてた時住んでいた所はすんごかったです。

水商売をしていたため(女です)住んでいた部屋を追い出され、あせって探した物件が、風呂トイレ共同の6畳一間、家賃3万円(光熱費込)のオンボロ下宿。
大家はボケたバーちゃん、管理人は中国人のおばさんで、深夜でも玄関あきっぱだし、これなら夜中出入りしても家主に苦情言われる心配もないだろうと思い即決しました。

家賃で想像できるとおり、そこはまさに「どおくまん」の漫画のような、社会の底辺が一同に会した電波ゆんゆんな所でした。

風呂無し6畳一間の地下室にはやつれた一家3人が細々と暮らしており、向かいの部屋の性別不明(だけどオバサン)な中年は夜中ともなるとタバコの無心に来るし、トイレをウンコまみれにする・・・。
ボケた大家が住民を泥棒と間違えて殴り込んで来たりもします。(泥棒呼ばわりされたらバアさんの興奮が収まるまで裸足のまま逃走)

そして入居して間もなく、だんだん私の心まですさんできた頃、私の携帯に差出人不明の文字メッセージがくるようになりました。
「おかえり」とか「おやすみ」とか、帰宅したり、電気を消したドンピシャのタイミングで。

最初は友達のイタズラだと思って気にしてなかったものの、誰も覚えがないというので、変だなぁと思い始めた頃、差出人の電話番号が表示されるようになりました。(韓国の携帯は電話番号で送るショートメールが主流です)

電話しても出ないので「テメー誰だ?」とメールを送ると「アッカンベー」という感じで返事がきます。
明らかにストーカーですが、深いこと考えない性格なのでそのままメルトモになりました。

後日わかったことですが、メールストーカーの犯人は、会ったことのない左隣の住人(気の弱い大学生)でした。
私の携帯料金請求書を見て電話番号を調べたと言っており、明らかに電波ゆんゆんですが、深いこと考えない性格なのでそのまま友達になりました。

その後、水商売関係で付き合っていた恋人との別れ話がこじれてストーカー化した時は、私自身が下宿の住民を恐怖に陥れました。

自分は、ヤバイと感じた夜は部屋に帰らなかったのですが、昼頃に帰ると、両隣の住民(ストーカー君も)が不安気な顔で「夜中に包丁持った男がアンタの部屋に進入しようとしてたヨ」とか報告してくれました。

明らかに犯罪ですが、深いこと考えない性格なので放っておきました。

部屋の鍵はトイレのようなプッシュ式の簡易鍵なので、テレホンカード一枚で簡単に開きます。
南京錠はすぐに無くしてしまうのでつけませんでした。

元彼が勝手に部屋に侵入してきても、私が夜遊びなどせずにいい子で寝ている姿を確認すれば、数時間枕もとで見守っておとなしく帰るため実害もなく、気にしませんでした。(下手に刺激して怒らせると、「血まみれの惨劇」が始まるので、知らんぷりして放っておく他ない)

就寝中に感じる他人の気配・・・に馴れっこになっていたある日、いつもの様に「気配」をシカトして寝ていたところ、部屋を物色する物音がし始めたため、さすがに「人のモンにさわんじゃねー」と思って目を覚ましたら、ゼンゼン知らない男がいました。

知らない男は泥棒でした。
ブチキレて裸足で追いかけて殴って捕まえました。

あまり気にしてはなかったのですが、さすがにここまで来ると、「泥棒からの報復」+「激しくなるストーカー被害」が危険だと周囲が騒ぐので、それからすぐに下宿は引っ越。

ちなみに、引越しの朝大量に捨てた私の洋服を、ハイエナのように捨てて10分もしない間に近所のオバサン達があさっていたのが一番の恐怖でした。

以上長々と書きましたが、これでも話をかなり縮小してます。

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