助けを求めていた少女

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

福生在住の友人の体験談です。

友達4人と峠ドライブしてる途中、肝試しをしようと言う話になり某山へ行きました。

「何にも出ないじゃん」などとはしゃいでいると運転していた男の子が急ブレーキをかけた。

「今、血まみれの女の子が!!」

最初はふざけてるんだと思った、しかし車外を見て全員が凍りついた。
確かに血まみれの女の子が見えたのだった。

「たすけて・・・」と言う声まで全員が聞いた。

恐ろしくなって急いで車を発進させたが、少し走るとまた人影が・・・。
今度は気味の悪い男が車の前に立ちはだかってきた。

その男は運転席の窓を叩いた!
生きている人間だと解り窓を開けると「この辺りで女の子を見かけなかったか?」と聞いてきた。
知らないと答えたがその男は「車に乗ってるんじゃないのか!」としつこく言い、ドアを開けようとして来た。
あまりの気味悪さにその場から逃げ出した。

時間が流れてその時のことを忘れかけていた頃、4人は見た。
TVニュースに映っている男の顔を、そして女の子の顔を・・・。
あの夜の気味悪い男こそが幼女連続誘拐殺人事件の犯人、宮崎Oだった。
そして血にまみれて助けを求めていた少女が最後の被害者だった。

その後4人で警察に行き事情を話したそうです。
友達は「あの時、女の子を助けてれば死ななかったのに・・」とずっと後悔しています。

私はヘタな怪談よりよっぽど怖かった!!
ネタじゃないですよ。
実話。

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