殺人が合法化した世界

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

先週、四年くらい前に別れた元カノからいきなり連絡が来て、ヨリを戻す事になった。

メールのやりとりをして、近所のレストランで会い、簡単な食事を取り、俺の家で一夜を共にする・・・。
そんな生活を何日か送った。

ある日の昼、ふと彼女のメールを見返してみようと、携帯の受信ボックスを開き、メールを・・・・・・?彼女のメールがない。

携帯から目を離し状況を確認すると、部屋は汚い、無精ヒゲは伸ばしっぱなし、布団は加齢臭プンプン。
こんな状況で彼女と会ってるはずがない。
再び携帯に目を向け、電話帳を確認すると、彼女のアドレスなんてどこにもない。

そこで気付いた。
俺はどうやら就寝中に、『先週、四年くらい前に別れた元カノからいきなり連絡が来て(中略)生活を何日か送った』という設定の夢を見ていて、今日の起床から昼現在に至るまでの数時間、(無意識に)その夢を信じきってしまっていたのだと。

現実世界に影響のない夢だったからよかったが、現実世界に影響があるような・・・。

例えば『殺人が合法化した世界の夢』を見て、それをある瞬間まで信じていたらどうなってたんだろう。
この出来事から一週間くらい経ったが、まだ彼女とデートした感触が抜けてない。

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