呪詛

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

父が葬儀やら保険やら色々やってる大きい企業で働いてて、葬儀担当してた時の話。

火葬の最中に、火葬場のホールの端の方で、参加者の一人のお婆さんが、手をこすり合わせてブツブツ何かを言ってたらしい。

あの世で安らかに~的なお経みたいなものかな?と最初は気にしなかったんだけど、たまたまその近くに立ってしまって、そのお婆さんが何言ってるか聞いてしまった。

古臭くて聞き取りづらい言葉だったけど、「【故人の名前】さん、どうか何処其処(地名)の○○もそっちに連れて行ってしまって下せえ」と呪詛的な事をブツブツ言ってたらしい。

「聞かなきゃ良かった・・・」って父後悔したそうな。
お婆さんの念願かなって○○さんは連れて行かれたかどうかは定かではない。

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