目隠しで連れていかれる

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

夜ひとりで酒飲んでたんだけど、たぶん飲み過ぎて意識飛んでたんだと思う。
目覚ましたら真っ暗闇にいたんだけど、数分して気付いた。
これ真っ暗闇じゃなくて目隠しされてる状態だって。
身体の状態も椅子に座らされてて後ろで手首縛られてた。
周りの匂いもなんて言ったらいいか分からないけど、台湾に旅行したときの感じに似てる。
屋台がめっちゃ並んでてそこを通過したときのような感じ。

しばらくしてドアの開く音がして数人が入ってきた。
なんか小声で喋ってるんだけど何喋ってるか聞き取れない、まず日本語なのかも怪しかった。

俺はずっと俯いて寝たふりしてたんだけど、話してる途中でいきなりデカい声あげるもんだから身体がビクッとなってしまった。
起きてるのばれたらしく会話が止まった。
ひとり近づいてきて目隠し外された。

俺は目が悪いから顔はよく見えなかったんだけど、アジア系で言語もそっちらへんだと思う。
何言ってるのかは全然分からんかった。

一通り喋った後に腕捲られて注射されそうになって、叫びながら暴れまくった。
椅子ごと倒れて身動き取れなくなってひとりが日本語で大丈夫と言った。

あえなく注射されて数秒で意識なくなった。
手術前の注射みたいな感じで即ぶっ飛んだ。
気付いたら朝で居酒屋が並んでる路地裏のとこで寝てた。

携帯もなんも持ってなかったからとりあえず歩いてたら、俺の当時住んでた家まで歩いて行ける距離だった。

家は鍵が開いてて別に荒されてるわけでもなかったけど。
怖くて誰にも話さず即引っ越した。

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