古い呪詛のものですね

カテゴリー「怨念・呪い」

私の話は2年前の事です。

その日は猛暑日で夕方でも蒸し暑くて、エアコンをガンガンに付けていたのを覚えています。
その時私と弟は高3と高1で、妹は中二でした。
私は部活がなかったから早く帰ってこれたけど、家から遠い高校に通っていて部活も結構厳しいところに所属していた弟はいつもより遅く帰ってきました。

弟が帰ってきた時は、父以外家族皆いました。(祖母、母、私、妹)

母:「おかえりー手ぇ洗いなさいよ」
弟:「ん、ねぇ、さっき変な箱を見つけたんだけどさぁ、気になって持って来ちゃった」

母:「はぁ?変なもん持って来ないでよー、処分にこまんでしょ」
祖母:「まぁ、落ち着きなさいよ。そんな大声出してはしたないわよ。でもね、◯◯(弟の名前)落ちているものを拾っちゃダメよ」

私はトイレに入っていたので、こんな様な話がはっきりと聞こえていました。

私:「おかえり、私もう上に行くから」
弟:「あ、そう。じゃあ」

私は直ぐに上に行きました。

しばらく友達とやり取りをやっていると下から騒いでる声がしました。
少し気になっていましたが、下には行きませんでした。
多方、虫でも出てきたのだろうと思ったのです。
でも、あまりにも長く騒いでるのでめんどくさいと思いながらも下に行ってみました。

妹:「嫌だ!!それは嫌だ!!捨ててきてよ!お兄ちゃん!!」
妹の泣きながら叫ぶような声が聞こえたので慌てて声がしたリビングの方に向かいました。

妹:「嫌だ!!やだ!!来ないでよ!!捨てて!!」
母:「落ち着きなさいよ!どうしたの?」
妹:「お母さんも近ずいちゃダメ!!ねぇ、お願いだから捨てて!!」

さっきから捨てて捨ててって言ってばかりの妹の様子がおかしくて私は扉を開けたところにずっといました。

私:「どうしたの?」
弟:「この箱を見てから△△(妹の名前)があの様子なんだよ」

私:「あぁ、その箱?さっき言ってたね」

私はその箱を近くで見ようとしました。

妹はその様子を見て「ダメ!!お姉ちゃんも近づくと危ない!!小さい子が笑ってお姉ちゃんの手を取ろうとしてるもん!!」と。

私はビックリして弟から距離をとり、妹と弟の顔を交互に見ました。

祖母:「小さい子ってどんな子?教えてくれる?」

落ち着いた様子でお婆ちゃんは妹に聞きました。

妹:「き、着物を着てるの」
私:「着物って辞めてよ、そんないかにもって感じの」
妹:「嘘じゃない!!ずっと見えるんだよ!小さい頃から色々!!」

ビックリして私は何も言えませんでした。

祖母:「・・・」
弟:「・・・え、何?もしかして、俺、拾っちゃいけないの拾っちゃた系?」
私:「いや、辞めてよ。後、それ持ってこっち来んな」

妹のすすり泣く声と弟の困惑した表情、祖母の意味深な顔が何かこれはヤバイと物語っているような感じがして、嫌でした。

母:「しょうがない。それはヤバイもんなんでしょ?」

母が妹にあっさりと聞いたので私達兄弟はビックリしてしました。
妹も涙か止まっていました。

母:「お母さん、今~~(近所のお寺)行っても平気かなぁ」
祖母:「電話で聞いてみるわ」
母:「ん、ありがと」
困惑気味の私たちを置いて母と祖母はさっさと車に乗る準備をしました。

私「:え?何?~~さんの所に行くの?」
母:「そ~、ほらさっさと車に乗って、あ、◯◯は1番後ろね」
弟:「え、まぁいいけど」
母:「△△は一番前、お母さんと□□(私の名前)は2番目ね」
私:「あ、はい」

その後お寺に着き、住職さんに事情を話したら、「これは、かなり古い呪詛のものですねぇ。まだ拾ったのが、お姉さんの方や妹さんじゃなくて良かった。」って言い出すもんだから、私はつい「何でですか?」って聞いちゃったいました。

そしたら「これは女の人と子供にしか聞きやしませんから、でも、だからこそかなり協力なんです」

私はその時ゾッとしました。

妹が泣きながら母と私に弟に近づくなと言っていたのはもしかして呪いを知っていたから?っと思ったから。

住職:「では、これは私達が責任を持って管理しましょう」

と言っていましたが、供養しないのかと私は思いました。
管理って、普通は供養でしょ?って。
でも何となく言っては行けないような気がしたので言いませんでした。

その後は、厄祓いしてくれて私達は帰りました。

あの箱は何なんでしょうか。
わかる人がいましたら教えてください。
長々と申し訳ありません。

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