霊感テストの結果

カテゴリー「都市伝説」

怖いコピペでさ、目を瞑って自分の家を想像して、家の中を探索するやつあるじゃん?

それで誰か居たりしたら霊感があるとか、その部屋には霊が居るとかってやつ丁度暇だったからさ、やってみたんだ。
まず家を想像して…この時にさ、自分は今住んでる家じゃなくて前に住んでた家を想像したんだよね。
その家は長く住んでて、色々思い出があって、本当は引っ越したくなかった。
今みたいな狭い家じゃなく、広い家。

自慢じゃないけど、それなりに良い家に住んでたんだで、玄関から入って~ってやって、まず二階の自分の部屋を目指した。
廊下には勿論誰も居なくて、階段にも居ないでも部屋のドア開けた瞬間さ、もう見えたんだよね。
丁度ドアの位置から斜めにベッドが見えるんだけど、そこに居るんだ長い髪の俯いた女が。

「うっわ」怖いとか霊感あんの自分とか思ったけど、もしかしたらもっと見えるかもって、他の部屋に行った。
隣に兄の部屋があるんだけど、ここには何もないし誰も居ない。
まぁそもそも兄の部屋入った事がないから想像もできなかったんだけどね。

トイレと客間も見て、何も居なくて一階に戻った。
一階にはまたトイレ、風呂、両親の寝室、キッチンと居間がある。
階段から近い順にトイレ→風呂→両親の寝室って見たけど収穫なし。
何か拍子抜けしつつ、次こそはって祈りさえしながら居間(キッチン含む)に行ったら、これまた居たよ、自分の部屋に居た女と、もう一人また女(この女も髪が長かった)。
太りぎみの男、痩せた男それぞれがそれぞれの定位置らしきものについてる。

もうこれでうわ―この家幽霊だらけだって思って、今住んでる奴可哀想とか思ったんだけどさ、何か違和感あるんだよね。
まるで居間に集合するみたいに幽霊達?はいる。
しかもその定位置がさ、見覚えあるんだ太りぎみの男は居間の中央のソファーに、痩せた男はその左隣に。
自分の部屋に居た女はその右隣にいて、もう一人の女はソファーの正面に。

皆それぞれが真ん中に机を置いて団欒してるみたいだった。
ここで気付いたんだよね、これは自分達だって。

自分達家族が居るんだって父はメタボ気味で、兄は対照的に痩せてて自分は髪を伸ばしてるし、母も髪は長い勿論自分の想像だからさ、家族が出てきてもおかしくないんだよ。
でもさ、家族全員、自分も含めてこう思ってるんだあの家を返せって。

返さないなら、いっそ潰れてしまえ、壊れてしまえってそもそも家を引っ越した理由がさ、父が仕事で信頼してた人に裏切られて借金背負わされて、自己破産せざるを得なくなって、結果、家が競売にかけられたからなんだよね凄く安く買い叩かれた。

家具とか物は全部無事だけどでも家はなくなった買った奴は事前に見学に来たんだけどさ、ニヤニヤしながらあちこち見て、我が物顔で歩いてて、こいつが死ねば家に住んでいられるとさえ思ってた逆恨みだよ。

買った人は何も悪くないよ。
買った人の家族が、今あの家で幸せに暮らしてる人達は悪くないよでもね、憎いんだ。

腹立たしいんだ自分達の家だったんだ、あそこで楽しく暮らしてたんだ両親も兄も普段は気にしてないように努めてるけど、時折ぽつりとこぼすんだ、あの家の奴等は今頃どうしてるんだろうって。

もしもコピペの通りならそこに幽霊が居るならあの家には自分達家族の生き霊がいる。

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