※この体験談は体験談投稿フォームよりいただきました鈍色蝶様からの投稿です。
これは、とある小学校で本当にあった出来事です・・・。
6年生のK美ちゃんは、放課後に委員会の仕事を一人でこなしていました。
ようやく仕事が終わった頃には、すでに日は落ちていて、静まり返った校内には誰も残っていないようでした。
「一人で帰るの怖いなぁ・・・ 誰か残っている子はいないかなぁ・・・」
K美ちゃんは図書室の前を通った時、誰かいないかふと中を覗いてみました。
すると、奥の方で手招きしている子がいるのを見つけて、
「よかった、まだ残ってる子いたんだ~。」
K美ちゃんはホッとして、その子のいる方へ歩いていきました。
ところが、ふとよそ見をした瞬間、その子はいなくなっていました。
「あれ、おかしいなぁ・・・」
K美ちゃんが周りを見回していると、見慣れない女子児童が入ってきて、
「さっ、鍵を閉めて帰りましょ。」
「う、うん・・・」
K美ちゃんは返事をしながら、うしろを振り返って、
「さっき、奥の方に人がいた筈なんだけど・・・」
すると、女子児童はまばたきひとつせず、K美ちゃんをじっと見つめながら、こう言いました。
「今、話しているじゃない。」
「えっ!?」
K美ちゃんが驚いた声を出すのと同時に、女子児童はフッと消えてしまったそうです・・・・・・。