父親は重度の鬱病

カテゴリー「不思議体験」

5年ほど前のこと。
うちの父親は重度の鬱病にかかり、何か月も家で寝たきりだった。

ある日、叔母(父親の妹)が心配して遠方から訪ねてきた。
その日は現在の父親の治療の事、入院も検討すべきではないかなど色々話をしてたみたい。

私は深夜12時くらいにお風呂に入ってた。
そしたら祖母の部屋にあるブザー(人を呼ぶ用。緊急用ではない)が鳴った。しかも鳴り続けている。

時間帯も変だし、そんなに鳴り続けることも初めてだったので気になった。
そしたら母と叔母が起きてきて騒いでいる。

私も気になったので風呂から上がると、「父がいない」とのこと。
祖母はポカーンとして、「ブザーなんて押してないよ」と言う。

大騒ぎで父を探すと、裏の林をウロウロしていたのを母が発見。
何をしようとしていたかは想像したくないが、よっぽど思い詰めていたのだと思う。

あの時どうしてブザーが鳴ったのかいまだに分からない。
けどもし鳴ってなかったら父はどうなっていたか・・・。

それまで霊とか信じてなかったけど、それ以外に説明つかない。

母とは「15年前に死んだおじいちゃんが助けてくれたんだねー」と話している。

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