※この体験談は体験談投稿フォームよりいただきました「しらす子」様からの投稿です。
私が中学生の時の話です。
中学生の時、とあるゲームのキャラに恋をしていました。
そのキャラを模したぬいぐるみを作り、毎日抱き締めて寝て、愛の言葉を寝るまでずっと喋るくらい。
そのぬいぐるみの好きな物や嫌いな物を徹底的に調べあげ、好きな物だけを食べたり、嫌いな物は除去していました。
そこから数年経った日、私は移り気なものでその彼に飽きてしまいました。
その頃にはもう全く違うキャラに恋していたくらいでした。
それで引っ越しをする事になったのですが、高校生にもなっていたのでぬいぐるみを持つのは恥ずかしいもので、捨ててしまいました。
しかし、捨てた日から、なんだかおかしなことが続きました。
私は身体が凄く強かったんですが、その日を境に身体がめっきり弱くなってしまい、入院するということが多々ありました。
全て腹痛関連の病気でした。
そんな時カンピロバクターにかかり、入院しました。
病室のベットで寝ていると、お腹の上が凄く重くなったんですね。
起きて、金縛りもないので見てみると、捨てたはずの彼の人形がありました。
真夜中に悲鳴をあげてしまい、お医者さん達が集ってきます。
私はお腹が痛いのも気にせず、立ち上がって彼を踏みつけてしまいました。
踏みつけた時に、ジャリッという音が聞こえたんです。
彼を作った当時は綿しか入れていなかったもので、怖くなって彼をハサミで切り裂いてしまいました。
すると中から米と髪の毛が沢山出てきたんです。
当時オカルトにハマっていた私は、その中身に覚えがありました。
友達がメールでひとりかくれんぼをするという内容で送ってきた事があったのです。
私はそれを確信し、バラバラになりかけた彼を袋に入れ、お母さんとお寺に行きました。
お寺でお祓いを受け、人形は燃やしてもらいました。
その日の夜、寝ようとすると耳元で「みいつけた」って、聞こえたんです。
何もなく寝れたのですけどね。
忘れかけていたのを、娘が同じ元ネタのキャラクターにハマったので、一気に思い出してしまいました。