DQN親

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

数年前の新盆の話。
亡くなられた方のお仏壇に線香と供物を捧げ、お茶を頂く事になった。
何故か真夏なのにクーラーを入れず、扇風機が回っているだけ。
喪服なんか着ているから余計に暑い。

お茶と・・・・・・出て来たのはスーパーで売っているパックの生寿司×一人前。
え?この状態で寿司出されても、つーか食あたりが怖くて手をつけられなかった。

ウチが嫌われているのかな?と思いつつ、その場を納めた年末、お歳暮を持って別の親戚の家で、その家の事が話題になった。

「あー、あれね。ウチの(嫁)がお手伝いに行ってたんだけど、新盆で訊ねていった人達に金使いたくねぇから、冷房も入れねぇし、手ぇつけられないよな寿司出してたんだって」

凄ぇ発想だなぁ・・・。
つーかその家の夫婦は教師だっつーのに何でそんなセコいんだ。

「しかもよ、誰も手ぇつけなかった寿司、夕方になってスーパーへ返品しに行ったんだと」

ちなみに後日、その夫婦の長男が後遺症の残る事故に遭い、長女は引きこもりになっている。
いや、祟りとかじゃないだろうけど、話を聞いた親戚連中は、まぁそうだわなぁ、と言っていた。(親の新盆すら満足出来ない夫婦が、自分の子供の教育だって――と)

昔の怪談とかで親の因果が子に報いを、って話があるけど、そういうのって逆でさ『DQN(何かやらかすような)親からは、DQNな子しか生まれない』って事なんじゃないかと思った。

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