フランケンばあさん

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

ちっちゃい時の話しなんですけど、小学校の時、近所に『フランケンばあさん』って人が出るって噂になったんですよ。

それは普通のおばあさんなんですけど、ちょっと背が高くて顔もいかつい感じのおばあちゃんなんですよ。
で、みんなが「フランケンばあさんや!フランケンばあさんや!」って言うもんだから、向こうもちょっと威嚇するようになったんですよ。

「わぁ!」とか言うて威嚇するようになったもんだから、朝礼みたいなので一回話し合いになって、「みなさんもうフランケンばあさんって呼ぶのはやめましょう。普通のおばあさんですから。みんなが言うから向こうも言ってくるだけなんですから。怖い人じゃないですから。」って言う風になったんです。

で、僕が二人で友達と帰ってる時なんですけど、僕その時はじめてフランケンばあさんを見たんですよ。
背が高かったから、「あ!フランケンばあさんや!」って思ったんですけど、聞いてた話しと違うんですよ。

僕ら「フランケンばあさんや!」とか何も言うてないのに、めっちゃ睨みつけてくるんです。
ほんでゆっくりこっちに寄ってくるんですよ。

で、もうこれは危害加えに来てるやん!何されるんやろ・・・って思ってたら、キッとこっちを睨みつけたまんま、後ろを向いて、ズボントパンツをずるんっておろしたんですよ。

それでずっと睨みつけたまんま、モリモリってうんちをしたんですよ。
ほんで何も拭かんとそのままズルンっとズボンとパンツあげて、僕らのほう仁王立ちでキッと見て「これもうやめとこ!悪い事やから!」って言ったんです。

その瞬間に僕ら走って逃げて・・・。

これはゾッとしますよ。
この話しは。

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