俺がまだ中学生だった頃、みんなが寝しずまった後に家をこっそりぬけ出して、よくエロ本を買いに行っていた。(エロ本の自販機ね)
そしてある夜中、いつもどおりにエロ本をそそくさと買い、自転車のカゴに入れ急いで帰ろうとしたとき、どこからともなく人がヒソヒソと話す声が聞こえてくる。
「やべーよ誰か来るよ」と半分パ二クリながらペダルを漕いだ・・・がペダルが動かない。
鍵はかけてないしチェーンも外れていない。
なんというか後ろから自転車を押さえられてる感じだった。
その間にも声は近づいてくる。
周りを見渡しても人影などない。
というか自販機の周りは工場ばかりで夜中に人が出歩くようなところではない。
声はまるで空気中から聞こえてくるようだった。
そしてその声が耳元に近づいたとき、「ひーーーー!!とか、ひゃーーー!!」とか奇声をあげ、自転車をほっぽり出して走って逃げてしまった。
そして家の仏壇の前で「助けてー」と叫びまくり、起きてきた親にボロクソ怒られた・・・。
ちなみに聞こえた声は男女数人で何言ってるかは分からなかった。
というかそんな余裕なかった。
東京都、北区滝野川周辺での話でした。
Be the first to comment