群馬県の旧熊ノ平駅

カテゴリー「心霊・幽霊」

ウチの親父が友達(AとB)三人で体験した話。(山口県宇部市~小野湖での話)

夏前のまだ梅雨上がりの時期に友達の家でご飯を食べていてBが親父に「そういえばホタルの季節ですね、俺見たことないんですよ」といった。

親父とAは「嘘やろ(笑)小野湖行こうや、いっぱいおるよ」と話すとAとBも盛り上がりだし行くことに。

親父の車で小野湖に向かい、小野湖の付近は確に綺麗な公園がありそこで見ることに。

ベンチに座りビール飲みながら話す三人。

「カップルばっかりやないか(笑)」

「むさくるしい親父三人で何しとるんかいな(笑)」

と盛り上がる三人w

ホタルもハッキリと綺麗に見えたらしく、いい気分で酒を飲んでたらしい。(飲酒運転になるため親父は飲まなかった)

周りにはカップルが少し離れて3組いただけで静かにホタルを楽しめた。

三人のベンチの座り位置はB-親父-Aと親父を挟んで座っていた。

そろそろ帰ろうかと思った瞬間Aが「親父さん、まだ立ち上がらない方がええよ」と親父の服の袖を軽く引っ張る。

親父は「何で?どうしたん」と聞くと、Aが後ろに見えないように親父に後ろを指差し「あれ・・・ちょっとおかしいやろ、なんじゃろうか?」と。

親父は怪奇系を屁とも思わない人間。
クルッと後ろを向くが何にもいない・・・。

親父:「B君なんか見えるか?つうかなんなん?ワシだけか見えんの」

B:「嘘?見えんの?とりあえずここ離れようか・・・」

A:「そうしよう」

車に戻り、親父が「おいおい、お前らなんなん教えてや」と。

A:「マジで見えんかったんすか?やっばいジジイおったやん」

B:「俺もAと同じの見ましたよ・・・気分悪いから帰ろうか」

親父:「後ろにいたって後ろ手すりがあったしすぐ湖やん」

A:「いや・・・それが不気味なんすよ、湖の上に立ってたんすよジジイが」

親父:「マジかよ、気分悪いな・・・」

三人は地元に戻り気分を戻す為に知り合いのバーに行くことに。

店に入るとマスターが向かえてくれて、三人の話を怖がりながら聞く。

マスターは「あるんですね~そんな話」と興味深々に聞く。

話もつきマスターが後ろを向いて仕事していると、突然玄関の扉が開いた。

店には三人しかいない・・・。
ギィーっとゆっくり開き親父ら三人は「客かな」と振り向くと誰もいない・・・。

誰もいないのに勝手に開いたドアを目撃した三人は恐怖で声がでず、マスターは後ろ向きながら客と勘違いし「いらっしゃい」と言う。

親父らはマスターに「マスター・・・誰もおらんのにドアが開いたよ」と。

もうパニックになった四人は「わしらが連れてきてしもうたんやろうか!?」と。

マスター:「とにかく塩まくから外にでようアンタラ」

塩撒いて店も出た三人は解散して帰路に着く。

次の日親父は会社の社長に話を伝えると「彼処は出るよそりゃ(笑)朝鮮炭鉱で朝鮮人が戦時中事故で何人も息埋めになってるからな」といっていた。

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