どんだけ安くても手は出さない

カテゴリー「怨念・呪い」

20年ぐらい前の専門学校に通ってた頃の話やけど、そろそろ解禁したいと思う。

俺は高校時代からバイクが好きで、よくバイク仲間とつるんでいたんだが、ある日を境にバイク仲間の連れが1人突然来なくなった。

2ヶ月ぐらい経った頃にそいつがきて、理由を聞いてみたら、バイク対バイクの人身事故で相手が亡くなってしまい、自分も重傷でずっと入院していたとのこと・・・。
その事故のトラウマでそいつはバイク乗るのを止め、バイクを手放すのを決意。
で、そいつのバイクは結構珍しい車種やったから、直せば使えるからと、そんな軽い気持ちで半値で譲ってもらった。

ここからが悪夢の始まりだった・・・。

そこで早速名義変更しに行くと、交付されたナンバーが4219で・・・なんか嫌な数字だなと思い、担当のおばちゃんに変更願いを出したんだが、「交付したもんはすぐに変えられへんから、自分でプレートを曲げて破損させてからもっかい来な」と入れ知恵され、それでなんとかナンバーを変更。

まずここで気持ち悪いなと思ったけど、もうちょっと乗ってみよう思った。

しばらくは何事もなく日が過ぎ去っていったが、乗り出して2ヶ月経った頃かな?
高速を走っていたら、夕暮れ時で突然雨が降り出し、PAに入って少し雨宿りしようと思い、側道に入っていき、まさにPAの入口に差し掛かるところでロープみたいなものに首がひっかかり身体が浮き、バイクがそのままウィリーの態勢で前方にガシャーンと吹っ飛んでいった・・・。
俺はそのまま後方にズドーン・・・。

突然の出来事にびっくりしすぎて死ぬかと思った・・・。

スモークのフルフェイスのメットをしていたのもあるけど、実はそのPAは工事中のため封鎖していて、側道からの入口のところにロープがされ入れないようになっていた。
掲示板に封鎖情報がなかったのか・・・単に見落としただけなのかは定かじゃないが、めちゃくちゃ怖くなってバイクはすぐに手放した。

それ以降どんだけ安くても、事故物件や事故車両には手を出さないと決心した。

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