琉球列島のとある島の体験談

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

1週間くらい前の話。

私の趣味はネイチャーフォトで、よく山や海に写真を撮りに行く。
その日もこの時期産卵のカエルを撮影しに山に入った。

大抵20時から歩き出して0時とかには帰ってくるんだが、飯食って寝落ちして目が覚めたらすでに11時を回っていた。
雨も少し降ってるしやめようかとも思ったが、あまりに暇なので準備して歩き出した。

ちなみに実はすごくビビりなので片耳にイヤホンつけて音楽聞いてテンションを上げて歩いている。
目的地に着いたのが0時10分ごろ。

いつものように被写体を探して歩いたけど、なかなかいいものが目に付かなかったのであまり行かない道の脇に入り奥に進んだ。
少し歩きながら地面とにらめっこしてたらやっと一匹カエルを見つけた。
ゆっくりしゃがんで撮影を開始。

何枚か撮った時に「おい」と声をかけられた気がして周りを見た。
でも誰もいない・・・。

聞いてる音楽かとも思ったがそれにしてははっきり聞こえた。
少し戻して聞いてみてもそんな音は入ってなかった。
この時点で私の小さい肝っ玉は悲鳴を上げだしていた。

しかし、いい感じでカエルが構えているので粘ってもう数枚撮った。
その時、首筋にぬれタオル当てられた感触がしてハッとなった。

その瞬間私は速攻撮影をやめて後ろを見ずに明かりがあるとこまで走った!
今までも少し不思議な体験したことはあったけど、ここまで露骨なのは初めてだった。

後日、昼間にその場所に行ったら夜は気づかなかったけど、割れた骨壺(私が割ったわけじゃないよ)と骨が少し散らばって落ちていた。

これは申し訳ないことをしたと思い頭を下げて帰ってきた。

琉球列島のとある島の体験談でした。

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