日本人の平均時妙は現在80代を越えている。
昭和には50代だったことを考えるとたったの数十年で2倍近くまで寿命が延びたことになる。
ところで寿命とは何か?
実は私達のカラダを構成する細胞の設計図DNAによって私達の寿命は生まれた時から決まっているのだ。
私達のカラダは細胞分裂をすることで新陳代謝をして生命を維持している。
逆に細胞分裂ができなくなってしまうと人間は死んでしまうのである。
つまり細胞分裂の限界数が寿命なのだ。
DNAの先端にあるテロメアという部分が細胞分裂の度に短くなっていき、ある一定数を超えるとなくなってしまうことが近年の研究であきらかになった。
つまりDNAによって我々の寿命は生まれたときから決まっているのである。
テロメアは別名、「死のタイマー」とも呼ばれている。
さらに研究は進み、近年ではなんとテロメアの減少を止めることができる酵素が発見されたという。
それがテロメアーゼという酵素でそれを投与したマウスは寿命が爆発的に延びたという。
さらに研究者自身がテロメアーゼを投与した事例もあるそうで、その研究者は細胞年齢が20歳以上若返ったそうだ。つまり人類は不老不死に近づいていると言っていい。
人類の夢、不老不死。
しかし、不老不死にはメリットだけではなく、大きなデメリットが存在する。
それは・・・。
・食料不足
・土地不足
・環境資源不足
など、今地球で暮らしていける人類の限界を突破することでもたらされるデメリットである。
いくら寿命が伸びても飯が食べれなければ行きていけない。
皮肉にも人類が不老不死になることで自分たち自身を滅ぼしてしまうというのだ。
今、スペースX社を立ち上げたイーロン・マスクが火星を人類の新しい居住区にするために動いていたりしているが、果たして人類は不老不死になっても存続できる方法を見つけ出せるのか、それより前に不老不死になって滅亡してしまうのか。
未来は誰にもわからない。