夏で思い出したので。
小学生~中学生向けの企画のキャンプがあって、岩手の方にあるキャンプ場に行った。
年1回やってて、俺は従兄弟に誘われて小2のころから小6まで5回行ったが、怖い?というか不思議な体験は小6のころあった。
ちなみにキャンプ自体はめっちゃ楽しかったし今でもたぶん続いてると思う。
簡潔にまとめるけど、2日目の夜に目が突然覚めてテントから出ると、誰かが立ってて、こっちに来いと言ってる気がした。
なんでだかよくわからないんだが、その人を疑いもせずそのままついて行った。
キャンプのルールで、勝手にキャンプ場からは出ないような決まりがあったが、なぜかその人は出口の方へ歩いて行き、それについて行ってた。
ちなみにこの人?ってのは俺の20m先くらいを歩いてた。
身長とかはわかんないけど、小学生の俺からしたら普通に大きな大人に見えた。
そしてキャンプ場を出るギリギリで突然息切れした従兄弟に後ろから腕を掴まれてビックリした。
「なんで外へ勝手に出て行こうとしたんだ!」って怒られた。
一緒のテントで寝てたんだが、俺が外へ出て行くのに気づいて追いかけてきたらしい。
呼び止めながら走って追いかけて来てたらしいが、俺はゆっくり歩いていたはずだし、腕を掴まれるまで従兄弟が走ってくる足音も声もまったく聞こえなかった。
怒られつつもさっきまで俺を導いてた人の方を見てみると、俺のことはまったく気にせず外へ歩いて行った。
次の日従兄弟と話したんだが、従兄弟にはその人のことは見えていなかったらしい。
でも中学生3年の従兄弟が本気で走ってたのに、小学生の俺がゆっくり歩く速度になかなか追いつけないし声も聞こえてなかったってのに怖がってた。
キャンプは3泊4日で、その後は何事もなく、最終日には俺はほぼ忘れて楽しんでた。
従兄弟は本気で怖かったらしく、いつもは夜になると他のキャンプにきたやつらのテントに勝手に入って、寝てるやつの顔に落書きとかしに行くんだが(このキャンプの伝統みたいなイタズラ)、最後の夜は早々に寝袋にくるまってた。
俺も「その日の夜は何があってもテントから出るな」って言われてしまい、みんなが盛り上がる最後の夜はテントの中で友人と遊んでた。
まあキャンプはそれ以降何事もなく無事に終わった。
それ以降の年は、一緒に行ってた友人が都合で来れず、従兄弟も高校生になってしまい一緒に行くやつが消えたので俺も行かなくなった。
・・・友達少なかったんかな。
この不思議な体験なんだが、なんでだか怖いとはあまり思わなかった。
従兄弟はまじで怖がってたけど・・・キャンプは本当楽しかった思い出しかないしTシャツもいまだに取ってある。
これで終わり、特に何かあったわけでもないが不思議な体験。
ついて行ってたらどうなるっていたのか、だけは想像すると怖いかも・・・。
人生で不思議な体験をしたのは2回しかないけど、どちらも怖さは感じなかったんだよね。