祈り屋っていうのかな?大婆ちゃんがそれだった。
小さい時小児喘息ですごい辛くて、色んな病院回ってたけどダメで薬飲んで頑張ってた。
で、大婆ちゃんのとこ遊びに行ったら、悪いもんが憑いとるって言い出して、急に親族集めてのお払いになった。
豪華な仏壇ぽいとこの前に正座させられて、真後ろに大婆ちゃん、ちょっと下がったとこに親族で、
みんなで手合わせてお祈り始めた。
まだ5歳かそこらだったからその状況が怖くて、ずっと泣いてた気する。
お祈り中は後ろで大婆ちゃんが俺の背中をカンチョーする時の手でずっとなぞって、ぶつぶつなんか唱えてた。
最後に大婆ちゃんが「ええーい!」って言いながら背骨にカンチョーしてきてお祈り終了。
「よう頑張ったなーもう苦しい思いせんでええでー」って言ってくれた。
それから大婆ちゃんが亡くなるまでは喘息でなかったけど、亡くなった後にでるようになった。
大婆ちゃん亡くなる時まで守ってくれたんだなーって思い出。