こんにちは。
お久しぶりです。
聞いた話ですが、書いていこうと思います。
これはある人の夢の中での話。
その人は、夢の中で4、5歳くらいの大きさの子供のような物に馬乗りに乗っかられ首を絞められる夢を見たそうです。
顔はまるで塗りつぶしたように真っ黒でどんな表情をしているのかわかりませんが、体は子供のように小さいのに、自分の首を絞めるその手に込められた力は、男の人に首を絞められているように強い力、いつも目がさめると汗でびっしょり、夢の中で殺されるんではないか?と思ったそうです。
次の日、また同じ夢を見たそうです。
前回よりも自分の首を絞める力は強く、やっと開けれる目で見るその向こうの顔は相変わらず、黒く塗りつぶされていたそうです。
ですが、前回とは違うことに気付きました・・・。
真っ黒だった顔の色が少し薄くなってきているのがわかりました。
その次の日も、同じ夢。
でも、昨日よりも顔の色は薄くなってきている気がしました。
そのうち、その子供のようなモノの顔が見えるようになるのでは、と思ったそうです。
ですが、日に日に首を絞める力は強くなっていきます、精神的にも苦しくなってきました。
そう思っていたら、いつの間にかまた、夢を見て、首を絞めるそのモノの顔がとうとう見えてしまいました。
”それ”は老人のように見えました。
男か女かはわかりません。
ですがその表情は怒りに満ちて歪んでいるようです。
体は子供なのに顔は老人。
そして、力はものすごく強い。
それが余計に異様で、恐怖を煽りました。
このまま、殺されるのかと思ったその時、その首を絞めてくるモノの体がフワリと自分の上からいなくなりました。
苦しいながらも、体を起こすと少し離れたところでその子供のようなモノと対峙して男の人が立っていました。
今の時代の服装ではなく、昔の日本の男爵や伯爵のような洋装の男性でした。
その人が何かその子供のようなモノと話をしています。
話し声は聞こえませんが、何やら言い争っているようで、最後はその子供のようなモノが悔しそうに渋々納得したように思えました。
そして、こちらに背を向けて2人で向こうに歩き出しました。
なぜがその見たこともない洋装の男性が自分から離れていくのが悲しくて、目から涙が溢れてくるのを感じました。
たまらなく悲しいのです。
そして目を覚ましたときに、涙が溢れて止まりませんでした。
それ以降、その夢は見なくなりました。
あれは一体何だったのか?
子供のようなモノ、昔の洋装の男性。
私はこの話を聞いたとき、自分の良くないことを守護霊のようなものが代わりになり、助けたように感じました。
これが私の聞いた話です。