伝聞ですが、最近聞いた都市伝説を。
小学生の時、友達の友達が体験した話。
夏休みの自由研究で昆虫標本を提出しようと、父親に色々な所に連れて行ってもらい昆虫を集めた。
その中には今まで誰も見たことがない位、巨大なトノサマバッタも入っていた。
足の長さを入れずに15cm程。
夏休みが終わりそれを提出したところ、学校中でたちまち話題となった。
ひょっとすると全国の自由研究コンクールに出品するかもと、担任に言われ鼻高々となっていたが、数日するとなぜかその標本は回収され、学校にこんなプリントが配られた。
「今回展示されたのは、外国産のバッタで、日本に持ち込んではいけない種類のバッタだったので、保健所に処分してもらいました。」
その後なぜか両親とともに校長室に呼ばれ、見たことのない大人数人に説教され、今回の件を口外しないという誓約書にまで両親は判を押させられていた。
その時は訳もわからず、なぜか聞いてはいけない気がしたので黙っていた。
それから十数年経ってからそのことをふと思い出し両親に尋ねると「あのバッタ、捕まえた場所を○○原子力発電所緑地公園って書いちゃったのが駄目だったみたい」と笑いながら話してくれたそうです。
今でも、その公園には巨大ミミズや巨大昆虫の噂があります。
きっと表には出てこないんでしょうね。