高校の頃の話。
当時めちゃくちゃ頭が悪かったんだが、ある授業中、ボーッと話を聞いていたらおかしなことに気づいた。
先生が板書していることがすでにノートに書いてある。
隣のやつ(こいつは俺よりもバカだった)に確認したら、そいつも板書の内容はノートに書いてあると言った。
俺は先生にその内容の授業はやったと伝えた。
すると、「そんなはずはない」と言われ、クラスのやつらも「やってない」と言った。
板書の内容がノートに書いてあることも言ったが、「予習してきたんだろ」と言われた。
そんなはずはない。
俺も隣のやつもテストで0点を取るほどのバカ。
予習なんてするわけがない。
結果、みんなこの授業をやっていないと言った為、板書の内容が全て書いてあるノートを眺めながら授業を受けた。
授業後、一人のクラスメイトが寄ってきて、「自分もこの授業は一回やったと思う。」と言ってきた。
あれはなんだったんだろう。
いまだに高校の友人と会うとこの事を思い出す。