昔、怖い話をまとめた本で印象に残った話。
マンションの壁に巨大な字で「姉」と書かれていた。
人が書けるような位置ではない(挿絵では屋上近くに書かれていた)。
そのマンションで「姉」が死んだとかそういうのはなかったらしい?
とにかく意図もわからなく、意味不明。
昼休み中生徒が黒板に落書きしまくっていた。
その中に一人、見知らぬ古い格好(昭和時代に着てたようなモンペ?)の生徒がいた。
昼休みが終わり先生が来て黒板の落書きを怒りながら消していった。
しかし何故か消せなかった落書きがあった、それが「巨大な目の絵」だった。
先生は首をかしげ、この落書きをしたのは誰かと問い詰めても誰にもわからない。
マジックかなんかで描いたのだろうと思っていると生徒の一人が声を上げた。
「今、瞬きをした!」・・・と。
その後、いろいろな方法で目の落書きを消すことに努めたが結局消せず、その黒板ごと撤去することになった。
その黒板は倉庫の中で今も眠っている・・・というお話。