いままでの人生で心霊体験ってゆーのか、不思議体験がありました。
いままでアンビリバボーとか心霊番組とか怖いけど見る。
霊的なものは少なからず信じてました。
最初の経験からその気持ちが確信へと変わりつつありました。
自分の家は結構ボロボロ、自分の部屋はずっと物置になってたところをちょっと改装して作ったような感じでした。
俺の部屋に行くには歩くとギシギシ言うボロい老化、かなり角度が急(75°ぐらい)の階段を上って鍵が付いてないドアノブを回せば誰でもはいれるようになっていました。
「一度目」
中二の夏。
その日はいつものようにガキの使いを見ながら夜食に親父のラーメンを食べそれから寝る。
当たり前の週末。
でもなんかその夜は異様に蒸し蒸しして寝苦しかった。
「早く寝んといけんのに全然寝れんわぁ」的なことを考えてたらちょっとウトウトしてきた。
でもなんか耳鳴りがする。
「キーン・・・」それはだんだん大きくなってく。
「キーン・・・キーンッ・・・キーンッッッ?」
うおっ?
生まれて初めて金縛りにあった。
体は小刻みに震え動かない。
口を開けて言葉を発してみようとするが奥歯がカチカチ言うだけ。
そのときはそれが怖かった。
意味がわからなかったから。