今日はトライアルバイクに凝っていた昔の話を。
箱根に『平安鎌倉街道』という、東海道の前身?だった小道があります。
トライアルバイクは技量次第でとんでもない所も走れますので、ここを登って下って遊んでいました。
雪の降ったある日。
上から下り始めたのですが、古道に犬の足跡と長靴の跡がありまして、ソレをたどって降りていきました。
途中から何も考えず足跡をトレースしてバイクを走らせておりますと、急に足跡が途絶えてしまいました。
10m四方の空き地なのですが、雪上には急に途絶えた二つの足跡しかありません。
慌てて見回すと・・・・見覚えのない場所です。
焦りまくって引き返そうとしたのですが、何とか降りてきた斜面が登れない!雪でスリップしちゃうんですね。
ゼェゼェ・・・いいながらふと例の足跡を見ると・・・急斜面下っているのに足跡が平地に着いたようになってるんですよ。
踵側が深く沈むはずなのに。(解りにくくてごめんなさい)
ぞっとしました。
結局その晩は現地で一泊。
バイクのガソリンを使って焚き火を起こして過ごしました。(バイクは翌日大まかに分解して脱出)
急に消えた足跡・・・・”化かされたんだな”とバイクの師匠に笑われました。
今にして思えば、車輪で古道を荒らしていたわけですからね。
山の神様にお灸すえられたのかもしれません。