釣りしてたら後ろから二人組の男に声かけられた。
「これおたくの車?」
どうやら違法駐車して停めてある車に怒っているようだ。
というかそこは自転車用の道で、軽トラでも入るのは大分難しい道だったので驚いた。
もっと驚いたのが二人組の男だ。
1人は普通のオッサンだけど、もう1人は顔以外が全身緑色のタイツ(?)を履いているマッチョなのだ。
そして軽トラの後ろには彼らの物と思われるパトライト(?)がついたSUVがある。
どう頑張ってもこの車ではこの道に入ってくることは不可能。
俺は焦りながらも「いえ、違います」といったら、二人はうろたえて「うーん。困ったなぁ」と相当困ったようだった。
俺は高さ3mくらいの堤防の上を歩いてて、彼らからは見えない所にいる他の若い二人組の釣り人の存在に気づいてたんで、「向こうの人のだと思うんで、ちょっと声かけてきます」と言って、二人組の釣り人のところにいった。
「あの辺りに軽自動車停めました?ちょっと取り締まりされてるみたいですよ」と言うと、ちょっとビビったようで「怒ってる感じでしたか?」と聞かれた。
「警察じゃ無さそうなんで、すぐに謝りに行って車動かした方が良いですよ」というと、二人は急いでそっちへ走っていった。
今思うとあの緑の男と車は本当に謎だ。
いったいなんだったんだ。