先祖に守られてるんだが・・・

カテゴリー「不思議体験」

もういつの事か忘れるくらい昔なんだが、自分、母方の墓がある寺の住職さんから「不思議なくらい先祖が非常に守ってくれている。でも先祖ってのも霊の一種なわけだから、先祖と一緒に他の霊も付いてきやすい」と言われた事があった。

それで毎年必ず住職さんから御札をもらって必ず部屋に貼るように言われてそうしてきた。
で、前厄の時、そういった話も知っている祖母の代から付き合いのある呉服屋さんが厄除けに帯をくれた。

そのお蔭なのかその厄年は前厄~後厄まで何もなかった。
で、去年また前厄の年になった。

その時は住職さんからお数珠を貰った。
だが気が付いたらそのお数珠が無くなっていた。
おまけに住職さんが病気で体調を崩した為、その年は御札を貰えなかった。
でもまあ、大丈夫だろうと思っていた。

そしたら春先に通勤中、車を運転していると対向車が車線を超えて正面から突っ込んできた。
いつもは普通車なのだが、その日自分は軽自動車を運転していた。
そして対向車はワゴン系のかなり大きめの車だった。

田舎道で、脇には小さい川もある。
それでも正面衝突するよりは、とハンドルを思っきしきって何とか正面衝突は避けた。
幸い車はギリギリ川に落ちることはなかったが、運転席に閉じ込められ、助手席から何とか這い出した。

相手の運転手は無傷らしく、車から降り、目撃者らしき通行人と駄弁っていた。

運転席から出れない時、何度も窓を叩いたりクラクションを鳴らしたりして相手の運転手に助けを求めたが相手はまったく気付かなかった。

助手席から這い出した自分は両足から血を流していて、とても立ち上がれる状態じゃなかったが、事故の相手も通行人もまったく自分には気付いてない様だったのでなんとか車から鞄を取り出し110に自分で電話をした。(救急車を呼ぶ頭が働かなかった)

その後、職場が移動になり車ではなく自転車で通勤するようになった。
すると9月に某病院入口から出てきた車がいきなり飛び出し、自転車に乗っていた自分は思い切り吹っ飛んだ。

車の運転手は白衣を着ていたが、自分の意識があるのを確認するとそのまま行ってしまった。
その時も足を怪我した。
というか、右足以外はまったくの無傷だった。
結局、その事故の時の相手は特定出来なかった。

その怪我が治り始めた11月頃、通勤中にまた車が飛び出してきて自分は左足を怪我した。

幸い通行人が直ぐに110してくれたので相手は逃げなかった。
自分は青信号を渡っていた為、今度は相手側の完全責任になった。
だが続け様にこうも足を怪我するもので流石に母親が心配になり、住職さんも健康になった事もあったのでお祓いをしてもらう事になった。

お祓いの当日、住職さんに「先祖がぎりぎり支えてくれたようやな」と言われた。

思えば最初の車の事故の時も速度が普通に出てたワゴン車にぶつかられ、細い道だったのに川に落ずに済んだのは警察が不審に思うくらい不思議だった。

その後の事故も足を怪我はしたが、逆を言うと足以外はまったくの無傷だった。

車に2度も吹っ飛ばされて足以外無傷というのは確かに妙なもんだと自分でも思っている。
お祓いの後は何もないが、いまだに何だか怖くはある。

ちなみに一度目の車の事故の時は、軽自動車なのにワゴン車にぶつけられて川に落なかったのは可笑しいという理由で警察からは事故原因は自分のせいにされた・・・。

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