とても現実に感じられた夢

カテゴリー「不思議体験」

鮮明に覚えているうちに誰かに聞いていただきたくて、ここでお話しさせてください。
書き込むのは初めてなので、もし間違った形式等ございましたら、ご指摘いただけたら幸いです。

つい先日まで、私は家でずっと寝込んでました。
身体が重く熱のせいか頭もぼんやりしていて、とにかく気持ち悪さを忘れたくて眠ろうしてました。

目が覚めた時、体が少し楽になっていたのですが、それよりもすごい静かだな、と感じました。

私の家は祖父母も共に暮らしており、家に誰もいない状況なんて滅多にないので、音がないことにすぐ気づいたんです。
体調が悪かったためかなんだか心細くなり、誰かいないのかと部屋を出ました。

私の部屋の隣にはよく祖父母がテレビを見たりお茶をしたりしている茶の間があります。
出てすぐ気づいたのですが、その茶の間の前に子供が座り込んでました。

多分女の子で、服装は暗めの青(藍色?)のワンピースみたいなもの・・・だったと思います。

ぼんやりですみません。

俯いていて私からは顔は見ないのですが、両手で左足首をいじっているようでした。
どうしたのだろうと近寄ろうとした時、私は目が覚め布団の中にいました。

隣の部屋からテレビの音が聞こえてきて、「ああいつも通りだ」と、ただの夢だったと思いその時は特に気にしてませんでした。
関係あるかはわかりませんが、体調は昨日より悪化してました。

次の日、目を覚ますとまた静かな家でした。
家族がいないのか、夢なのかと考える前にすぐに気付いたのですが、体が軽いなと感じました。
正確に言うならいつも通りの健康体に戻った感じです。
やっとあのだるさから解放されたとすっきりして飲み物でも取りに行こうと部屋を出ると、昨日と同じところに同じ体勢で子供がいました。

あれ、また同じ夢か・・・と思い、昨日は話しかける前に目が覚めてしまったから気になり、せっかく同じ夢見れたのだからとその子に近づきました。

近づいたことで私の耳に入ってきたのは、鼻をすする音でした。
小さくぐすぐすと聞こえるその音は間違いなく目の前の子から聞こえていました。

その子の前に視線を合わせるようにしゃがみこんで(といってもその子は俯いてて顔は見えませんが)、大丈夫?と声をかけました。

返事はなく、ただ左足首をいじっています。
気になってそちらの方を見ると、いじってるのは左足首というよりそこにまいてあるリボンでした。

濃い灰色のリボンを両手で只管いじって、泣いているその子に今度はこのリボンについて尋ねようとした時、私はまた目が覚めました。
また変な夢見た、と起き上がろうとしたのですが、体はだるく気持ち悪さもそのまま。
治ったと思ったのにやはり夢の中のだけだったようで、心なしか昨日よりもまた体が重い感じがしました。

またその次の日。
同じようにふと目が覚めると、静かな家に体も軽いという昨日と同じ状況にいました。
三度目ともなるとすぐ同じ夢だ、とすぐに気付きました。
部屋を出るとやはり子供が座り込んで左足首のリボンをいじってます。

怖さとかは全くなく、それよりもこの子がどうしてリボンをいじっているのか、そして泣きそう(もう泣いてたかもです)なのかが気になって、昨日と同じようにその子の前にしゃがみこみました。

「どうして泣いてるの?大丈夫?」などと声をかけるも答えは返ってきません。
どうにかして泣き止ませたくて必死にいじってるリボンを見ると、そのリボンはとても長くて、さらに蝶々結びされていました。

でもその蝶々結びはすごく不格好で、片方のわっかが大きくもう片方が小さいといった感じでした。

私はこの子はうまく結べないことに泣いているのかと感じて、「貸して、私が結び直すよ」と声をかけてからその子の手をどけながらリボンを掴んで、解きました。

その瞬間、その子の鼻をすする音もいじる手も止まりました。
かと思ったら直後、大きな声で泣き出しました。

天井に顔を向けて、まさに子供の大泣きといった風でした。

驚きましたが私がしてはいけないことをしたのだと感じて、「ごめんね」と言ってそのリボンをすぐに綺麗に結び直そうとして引っ張るのですが、長いと感じていたリボンは思った以上に長く全長を確認できません。

片方のリボンの端は私が引っ張ったのですぐ手元にありますが、もう片方の端は引っ張っても見えてきません。

引っ張っているリボンのその先を見ると、茶の間の戸が少し開いていてその中にまで続いていました。

この時茶の間の前で、戸はほぼ閉まっており端っこが少し空いているだけで部屋の中は確認できない状態でした。

いくらなんでもリボン長い、と思って扉を開こうとしたとき、手元と膝元がずしりと重くなりました。
驚いて確認してみると、そこにあるはずの灰色のリボンではなく、重たくて冷たい鎖がありました。

手元にある冷たい感触に膝に乗っかっている鎖の重さは今でも嫌にはっきり覚えています。
子供の左足首にはリボンの形じゃない、複雑な形のものが巻き付いていたようなあとがついていました。

リボンのはずだったものは全部鎖になっていたんです。
そしてすぐ気づきました。
茶の間の戸がゆっくりと開いていくことに。

私は霊感などは全くないのですが、嫌な予感、悪寒、というものを感じました。
でも目が離せなくて気になってしまい、私はその戸が開いていくのをただじっと見つめてました。

直後、私は視界が真っ暗になりました。

やわらかくて、あたたかいものが目に触れていて、緊張していた体の力が抜けたようになんだかとても安心しました。

そして私の耳に、「――――(何か言ってたんですが聞き取れませんでした)、見ないで」と声が聞こえました。

私が見た夢はここまでです。

目を開くと、台所の方から食器の音、隣の茶の間からも音が聞こえ、”夢じゃない”とわかりどっと疲れを感じました。

疲れてはいるのですが、体のだるさがなくなっており、まだ少し熱っぽくはありましたが嘘みたいに楽になりました。

私が見た同じような、続いていたようなその夢はただの夢で何の関係もないかもしれないのですが、どうしてもそうは思えません。

実のところ茶の間には仏間がある、ということもただの夢じゃないのではと思う原因の一つです。

私含め父方も母方も家族そろって霊感というものは一切ないため、霊的な存在をあまり信じていません。
なので話すに話しづらくて、ここに書き込ませていただきました。

読みづらく分かり辛かったと思いますが、読んでいただきありがとうございました。

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