ガレッジセール川ちゃんの話。
霊感が強いことで有名な川ちゃんは番組でよくその手の体験談を語っていたが、なかなか信じないいいともメンバーは川ちゃんにスタジオに幽霊をつれて来いと要求した。
川ちゃんは早速手ごろな幽霊を見つけてつれてこようと、帰り夜道を歩いていたところ、一人の女性にあった。
女性はしゃがんで何かを探しているようだった。
川ちゃんはその女性が幽霊だとすぐわかったので意を決して声をかけた。
川ちゃん:「あの、何か探してるんですか?」
女性はまだがさがさとしゃがんで探し物をしている。
すると何か喋ったようだ。
女性の幽霊:「く・・・が・・・」
川:「・・・?」
女幽:「く・・・が、ないんです」
女性は「く何たら」を探してるようだったが川ちゃんは良く聞こえなかった。
川:「え?何がないんですか?靴ですか?」
女幽:「く・・・が、ないんです」
やっぱり何て言っているのか聞き取れなかったので川ちゃんは「そうなんですかぁじゃ、がんばってください。」といってその場を離れ連れて行くのを諦めた。
しばらく家路を歩いていると前から別の女性がすたすたと歩いてきた。
『この人は幽霊じゃないな』と、川ちゃんは思い普通に歩いていた。
しかしすれ違う瞬間その女性ははっきりとこう言った。
「クシだよ。」