小学生の時に友達から聞いてた話。
なんか記憶が古くてあいまいで、おまけによく考えるとおかしい話だが、小学生の自分には目茶苦茶怖かった。
写真家の男が雪山に彼女を連れて写真撮影に行った。
途中吹雪き始めて、もう下山しよう・・・とした時には既に時遅く、テント張ったらしい。
時には視界が全然利かなくなって、身動きとれなくなったそうな。
そうこうしてるうちに彼女の方が凍死なさりました。
男はちゃんと葬式して埋葬する為に遺体をシェラフに入れて運びながら、その後吹雪の中を一時間歩いては一時間休息を取るという方法を取った。
途中テントを張って中で目が覚めると腐らないように雪の中に埋めておいた彼女の遺体が隣にある。
それが二回続いたところであんまり不気味だったもので、カメラを連続シャッターにして雪の中に埋めた遺体に向けてセット。
その後も彼女の遺体は目が覚めると隣にあって不気味・・・だったのだが、男はなんとか下山して警察へも連絡をした。
後日その時の連続シャッターで取った写真を現像して見ると、一心不乱に彼女の死体を雪から掘り起こす自分の姿が写っていた。