TV番組で放送禁止用語を言ったり、スポンサーに不適切な失言をしたり、幼児や放送の邪魔をする人がCMや番組中断の後にくまのぬいぐるみにすり替わっているという話を聞いたことがありますか?
日本テレビで1963年~79年まで16年にもわたり長期放送されていた子供向けの教育番組ロンパールーム。
1966年、2代目のお姉さん先生として、うつみ宮土理さんが主役となり子供たちの人気者となりました。
しかし、そんなある日事件が起こる。
子供たちの創造力を育てるためにその日もゲーム形式で番組は進行していき、「ではみなさん、『き』ではじまる言葉を言っていきましょう~」
うつみおねえさんがそう言うと、スタジオのいすに座った4、5人の子供たちは無邪気に自分なりに考えた答えを言っていきます。
「きりん!」
「きつね!」
「きんたま!」
それまで笑顔で相槌を打っていたうつみお姉さんもスタジオも凍りつきました。
ある男の子が放送禁止用語を声高らかに叫んだのです。
動揺したうつみおねえさんですが、とっさに機転を利かせて子供をたしなめました。
「ねえ僕、もうちょっときれいな言葉で言ってね。」
これで再び番組は流れるはずだと思ったのでしょう。
それはみんなも同じだった思います。
しかし、「きれいなきんたま!」男の子は素直過ぎました。
生放送のために、「しばらくおまちください」の文字が画面に出て放送は中断しました。
そして、再び番組が始まったときスタジオの椅子に男の子の姿はなく、かわりにクマのぬいぐるみが置かれていたという。
また2005年9月21日の「笑っていいとも!」(フジテレビ:月~金曜、正午)の生放送中、テレホンショッキングのコーナー中に客席の男が、ゲストの山崎邦正との会話をさえぎり、司会のタモリに大声で質問する珍事があった。
客席男「タモリさん!」
タモリ「ん??」
客席男「いいとも年内で終了するって本当なんすかね?」
タモリ「いや、聞いてないですよ」
客席男「ちょっと、本当なんですかね?」
タモリ「いや、聞いてないですけど。違うんじゃないですか」
この後CMで、CM明けに男がいた席にはクマのぬいぐるみが置かれていた。
番組サイドが男性の席に『クマのぬいぐるみ』を置く措置をとったのだけれど、前代未聞の騒動となったわけだ。
番組側の説明では、普段からタモリと観客が会話をしたりすること事態はよくある光景らしいのですが、あまりにしつこく現場の空気が奇妙に緊張したため、この日だけはスタッフが騒動の男性客に退席を申し入れたということらしい。
ちなみに松本明子がラジオ放送で放送禁止用語(お○んこ)を絶叫したために一時期芸能界を追放状態になったそうです。