数年前に聞いた話。
霊感がとってもある女性。
今住んでる部屋もポルターガイスト現象なのか、灰皿とかそこらへんにあるものが飛び交うらしい。
それで、まあ彼女にしたらよくある話なので我慢していたらしいが、ついに新たな部屋を探すことにした。
不動産会社に行って無理難題注文つけてたら、「そんなの幽霊の出る部屋しかないでしょう」って感じになって、本人的には特に気にしないので、「そんな条件ならある?」って。
不動産会社の人も、では・・・って感じかどうかしらないが、まだ築年数も新しいのにほとんど全部空いてる部屋っていうかアパートがあるって話になって、すごーく安くはないけど、お手ごろのお部屋案内されたそうです。
で、すでに夜になってたんだけど、不動産屋の人が家主?に電話して確認したら全部空いてるって言う。(怖いな・・・)
じゃあ行きましょう!ってんで、車でつれて行ってもらったそうです。
アパートに着くと、木造のサイディング貼り2階建て。
まあまあ新しいアパートで玄関フードを開けると真っ暗・・・。
ちょっと長い廊下があり外の街頭の明かりで奥になぜか、黒いソファーがあって、玄関フードから一歩入ったら「来るな~!」と男の人のでかい声・・・。
すでにビビリ始めた不動産屋の人を尻目に、廊下の電気をつけてみましたが、誰もいません・・・。
ここまで来たんだからと、怖がる不動産会社の人をせかして鍵を開けさせました。
「・・・全部空いてるんで・・・真ん中あたりのお部屋を・・・」
・・・不動産会社の人。
鍵を開けて中に入って真っ暗なお部屋のブレーカーあげようとした時、両方の壁から「バン!バン!バン!バン!」と、いるはずのない両隣から無数の壁を叩く音が!
さすがにその女性と不動産会社の人はすぐに逃げたそうです。
北海道のお話。