ちょうど昔住んでた家の近くを通りかかって、その時にあった怖い話を思い出した。
近所に婆さんが1人で住んでた。
ある日、家出した娘が子供を連れて帰ってきたらしく、婆さんは人に会うたび嬉しそうに「娘が帰ってきたの。孫も一緒よ」と話してた。
それから1ヶ月ほど経った時、婆さんが急死した。
結構な年でお世辞にも元気だったとは言えず、娘が帰ってきて安心したから気が抜けたんじゃないか?って事で片付けられたんだが、葬式の直後に娘が警察に捕まった。
どうやら婆さんがボケてるのをいいことに、娘を偽って住み着いていたらしい。
別の町で、老人の家を訪ねては「お母さん(お父さん)、ただいま」と言う子連れの女の目撃が多数あったようで、そこから発覚したそうだ。
その後どうなったかはあまり覚えてないが、婆さんが住んでた家は今もあり、誰かが住んでた。