風呂場に何か居るらしい

カテゴリー「心霊・幽霊」

大阪市内に宿泊した時の実話投下。

俺は安さで定評あるホテルへチェックイン。
部屋は選ぶことが出来ないシステムなのでキーを渡されて部屋へ入ると、旅館かと錯覚するくらいの和室。
時計を見ると2時。
お酒がはいっていたこともありそのまま就寝。

すぐにテレビの音に起こされたので、テレビを消してまた落ちる。
束の間、またテレビの音に起こされる。
不審に思ったが、元々零感で霊の存在を信じない俺は接触不良かと、さほど気にもとめずテレビを消し寝ようとした。

するとテレビの電源が再度入り、部屋の照明が全点灯→全消灯の繰り返し!ここで俺完全に覚醒。

何々!?

若干パニくる。
電磁波の影響やで!と、わけのわからない言い訳でとりあえず落ち着かせようとする俺。
照明が全点灯で止まった時、ツレがタクシーで帰ると言いだした。

時間は3時半。

始発まで2時間あることを考えてそのまま一人でとどまることにした。
フロントに連れが一人で帰る旨を内線で告げツレを見送る。
ツレはドアを開けると振り向きざまに「お風呂になにかいるよ!」と言い残し慌てて帰っていった。

あと1時間は寝ようと消灯してベッドに寝転んだが、1人になったのに1人じゃない、誰かがいる気配を感じたような気がして初めてゾクリとした。

そこで部屋を全灯して寝ようとした時、ガッシャーン!!と風呂場から大きな音がした。
明らかに何か大きな物体がおそらく風呂場のドアに倒れたような音。
ここで完全に恐怖という感情が俺を支配した!

怖い、怖い、怖い!

時間は4時すぎ。
始発の時間と駅まで10分歩くことを考えてもまだ1時間は早い!

風呂場は静まりかえっているが、確認する勇気はない。

退出するか?粘るか?

自問しながら時計を見る。
5分しか経っていない!
そんな感じで我慢すること40分、キーッキーッ!と風呂場で謎の金属音!!ここでギブアップ!

風呂も確認せず、寝グセも直さずチェックアウト!

これが霊現象なのかなんなのかは分かりません。
ただ得体の知れない怖さを味わう事が出来た貴重な体験でした。

後日、帰ったツレにLINEで尋ねようとしたら、全く返信なし。

既読にもならず。
おそらくブロック。

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