昔お母さんから聞いた実話怖い話。
お母さんが小さい頃近くの親戚の家と実家の間に老夫婦の家があった。
その家には黒猫いてよく遊んだらしい。
そこのおばあちゃんはよく近所の人に「死にたい、死にたい」と漏らしていた。
老人二人きりの生活に疲れてたんだと思う。
ある日、そのおばあちゃんは殺された。
近所の人の話によると、おじいちゃんが殺したらしく行方不明。
寝ているおばあさんの頭を斧で割ったらしい。
隣の人が発見したとき死んでいるおばあちゃんの血を猫がぺろぺろなめて気持ち悪かったそうだ。
おじいちゃんは捜索ののち、林で発見された。
首をつって死んでいた。
遺書には『妻が死にたいというのでやった』みたいなことが書かれてあったそうだ。
一週間くらい怖くて老夫婦の家に行けなかったが、黒猫が気になって向かってみた。
猫の名前を呼んでも出てこない。
隣の家の人に聞いたら「あの黒猫、おばあちゃんの死んだ日から変な声で鳴くようになってねえ・・・」
怖くて餌をあげれずそのまま餓死してしまったらしい。
お母さんは猫の名前を忘れたらしいんだけど、子どもの頃にこの話を聞いて怖かったよ。
場所は鹿児島県、宮崎との県境の山村の話です。