結局その家に住んだ家族と関係者はみんな離散してしまったんだけど、小学生の時に住んでいた家がおかしかった。
私の部屋と祖母が入ってた部屋、主に夜なんだけど部屋に入ると本棚やタンスがガタガタと不規則に揺れる。
私の部屋は二階なんだけど、夏はそこの窓の外から外国人らしき人が覗き込む。
夜中に突然、洗面所の水が大開放。
リビングの壁にかけてあるピエロの人形がおかしな動きをする。
弟が見たんだけど、外からオレンジっぽい光?がリビングに入ってきたと思ったら、ソファに置いてあった洗濯物に着地して、洗濯物がゴソゴソ動く。
夜中に階段を上がったり下がったりする音が聞こえる。
他多数。
入った時から落ち着かなかったんだけどね。
なんか変な家だった。
結局最後は一家離散。
家を出る時、私が生まれた時にお祝いでもらった姿見を引っ越し用のトラックに乗せて
さて、残りの荷物を取りに行こうかとした時、誰も触っていないのに鏡を包んだ毛布の中でバシャーンと割れる音が。
おや?と思って毛布をはがすと粉々に割れていた。
私の中ではお守り代わりになってくれた鏡が役目を終えたのかと勝手に思っている。