こんばんは。
自衛隊員やってる者だが、俺の話も聞いてくれ。
おととい、あの地下鉄サリン事件の夢を見たんだ。
ちょうど地下鉄出口の道路上で多くの人が倒れてる場面。
で、何故か俺は隊員としてそこに立っていた。(ちなみに事件当時俺は5歳)
テレビでたまに見るような光景そのものだったが、そこでサリンにやられたであろう50代くらいの男性に後ろから肩をつかまれ振り向くと「ありがとう」と一言つぶやかれた。
その人は直後に救急隊員にストレッチャーに乗せられ運ばれていったんだが、そこから先の内容は覚えていない。
・・・で、目が覚めたんだ。
日中もその夢がずっと引っかかってたので、小隊陸曹に何気なく話してみた。
その人は昔32連隊という部隊にいて、サリン事件のとき出動したのも32連隊だったから。
そしたら実はその小隊陸曹も任務に参加していたそうで、当時の話を色々聞かせて頂いたんだが、例の夢の男性の話をすると、いきなり「それどんな人だった?」と聞いてきた。
スーツ姿で、四角いメガネをかけてて、特徴的なのがデコにでかいアザがあったなどと話すと、「俺はあんまりそういうの信じない人間だけどな・・・・・・その人に当時会ったぞ」と言われた。
当時、まだ若手だった小隊陸曹が除染命令を受けて現場に到着した際、まだ街中にはたくさんの被害者がうずくまってたりしていて、その中でさっそく防護衣の準備などをしていると、俺が夢で会った男性と全く同じ(らしい)人にやはり後ろから肩をつかまれて、振り向くと言葉は発しなかったが苦しそうにしていたんだそう。
これはいかんと思って、救急隊員を大声で呼んでその人を連れてってもらったんだが、その人が助かったのかどうかまでは分からない。
話はこれだけなんだが、きっと自力じゃ呼べない救急隊員を呼んでくれた小隊陸曹への、
20年越しのお礼なのかな、と自分なりの解釈。
けど何で本人の夢に出ないんだよw