それは計画的な事故だった

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

昨日の話。

十字路で左折しようと待っていた。
俺の車は二台目で先頭は老夫婦の車だった。
前の車も左折しようとしていたのか、運転手のおじいさんが何度も左右を確認していた。
やっと車の行き来も無くなり先頭の車が出ようとした瞬間、「ガシャーン」って感じの音と共にホームレス風の男が乗った自転車が倒れた。

俺は車高のあるダンプに乗っていたので遠くからその自転車が見えていて、轢かれた瞬間、ホームレスがニヤっと笑ったのも見えた。

あ~これでスッタモンだして警察が来て目撃者だの何だので面倒なことになるんだろうなぁと思っていたら。
助手席のドアが開きお婆さんが出てきて大きな声で「お爺さんあっちで話をしましょう」と言ってホームレスとお爺さんを隣の駐車場まで誘導し、その後俺のところに来て「後は私達だけで何とかしますから、行っても良いですよ」と言われた。

冷静に対処したお婆さんに感心しその場を去ったけど、今考えると行っても良いですよと言われたのがちょっと後味悪い。

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