私の地元の都市伝説です。
上京して地元を離れたら知ってる人がいなかったのでちょっと書いてみます。
近所に地元の人でも滅多に近づかない曰くつきの場所があります。
「石山トンネル」というトンネルなのですが、昔から変な噂が後を絶たないのです。
その中の一つに「ぽろりほろりころり」というものがあります・・・。
心霊持ちらしい学校の先輩などはこの名を聞くのも嫌みたいなんです。
もともとこの噂が出たのはだいぶ昔のことです。
このトンネル付近ではピアノコンクールの帰りに土砂崩れに巻き込まれて亡くなった家族がいたらしいのです。
この事故は噂が出始めた時期とも符号しており、以後トンネル内を車で通過しようとすると後ろから、ポロン・・・ポロン・・・とピアノの音と3人分の足音が響いてくるそうです。
「この音を聞いた!」という人は実は私の身近にも結構存在します。
そしてこの音自体はしばらくすると止むそうなんですが、トンネルから早く抜け出さないと急に背後から「私と一緒に・・・行きましょう・・・?」という少女の囁きが聞こえるそうです。
この「少女」を見たという人にはまだ会ったことはありませんが、その姿は土の中から出てきたみたいに土砂まみれになっており、長いボサボサの髪と血走った目をしているようです。
またこの少女の演奏を最後まで聞いて拍手をちゃんとしないと「ピアノ線のようなもので四肢を切断されて殺されてしまう」という噂もあります。
以上です。
この都市伝説を知ってる人他にいませんか?