まだ小学生ぐらいの頃。
おばあちゃん家に泊まっている時、何か手伝おうと朝から洗濯物を取り込んでいた。
そしたら向かいの団地のベランダで男の人が立っているのが見えて、目はあまりよくなかったけどそれはわかったから、取り敢えず手を振ったんだよね。
でも振り返さなかったから、立ったまま寝てるのかな、とか思ってた。
それから昼ぐらいになって自分の家に帰ったのよ。
それからしばらくしておばあちゃんから電話がかかってきて、
向かいに住むおじさんがベランダで首吊り自殺していたって。
他にもその団地の近くのトンネルで若き頃のお父さんが、焼け焦げたマネキンを見つけてツンツンつついて遊んでいて、でもそれは実は焼死体だったとか。
その団地は今では綺麗に工事されたけれどすぐに自殺者が出たみたい。
どうなってるんだそこの団地。