カングロブームの頃、ある女子高生が、毎日のように日焼けサロンに通っていた。
その女子高生は、早く肌を焼くために1つの店では満足せず、日焼けサロンを何店もはしごをするほど熱心だった。
しかし、自分の望みどおりの小麦色の肌を手に入れた頃から彼女をたびたび腹痛が襲うようになる。
そして、ついには自分のお腹から変な臭いがするようになった。
これは日焼けどころではないと思った彼女は病院へ飛び込んで診察を受けた。
「非常に珍しく、あなたにとってはつらいお話ですが・・・」
医者はそう切り出した。
「残念ですが、あなたのお腹の中は半分焼けてしまっています。まるでオーブンか何かで、体の中を焼かれたような状態です。何か心当たりでもありますか?」
そう、彼女は日焼けサロンに通って、長時間肌を焼き過ぎたために、皮膚だけではなく、内臓まで焼いてしまったのだ。
一度焼けた肉を元の状態に戻す方法があるはずもなく、しばらくして彼女は亡くなってしまったという。
人のお肌と日焼けサロンに関する都市伝説です。
その話の元はアメリカで、80年代の後半から広まり始めたそうです。
日本の場合は内臓が焼けたところで話が終わるのですが、アメリカのほうは亡くなってしまう所で終わることもあります。
アメリカ人のほうが日焼けサロンにより危機感を持ったのでしょうか。
その後、ガングロブームとともに日本の女子高生たちの間で流行る様になりました。
絶対とは言い切れませんが、中身が焼けてしまう前に肌や他のところに影響が出てくると思われるので、このお話はありえないですね。
しかし、お肌の焼き過ぎには注意が必要です。