家系にまつわる話を2つ程・・・。
【本家と分家での恋愛】
うちの幼なじみの家系がちょっと因縁めいてる。
幼なじみの家は本家なんだけど、分家のある一家(といってもかなり古い分家で別の本家みたいになってる)には絶対同じ年に子供が生まれる。
その子供は対みたいになってて絶対片方が男ならもう一方は女、みたいに生まれるらしい。
かなり田舎だから町中の子供が幼なじみみたいになってて、よく幼なじみ同士でくっついたりするんだけど、絶対その本家と分家の二人はくっつけない。
恋人同士になるとどちらかが病気したり事故に遭ったりして不幸な結果に終わる。
でも血筋なのかよくわかんないが、その二つの家の子供は惹かれ合うってうちの田舎では有名。
過去に何かあったのかはわからないが、ずっと昔からそうらしい。
でも両家的には結婚は許さないらしい。
まあ結婚に行き着くまでに何かしら不幸があるらしいが・・・。
俺の幼なじみがやっぱり分家の女の子に惚れたんだけど、いろいろ考えたらしく絶対片思いで終わらせるとかなんとか。
かなり可哀相でどうにかしてあげたいんだけど、こういう因縁の祓い方ってなにかありませんか?
【赤い痣(あざ)の家系】
自分の父方の家系(バリバリの東北農民)は代々男性に限って、体のどこかに必ず赤い痣(あざ)がある。
知る限り曽祖父にも祖父にも伯父にも父にも弟にも、形は様々だけど大きさはどれも赤ん坊の拳くらいのがある。
でも何故か女性にはでない。
まあこれだけならただの遺伝で話は済むのだけど、嫌すぎるのがこの痣持ちがないはずの女性に出た場合。
とにかくこれは『家』にとって非常に悪い事らしい。
嫌らしいのがこの『悪い事』の内容が一切伝わっていないわりに、痣持ちの女性は最初に抜けた乳歯を父の実家近くの某山に埋めなければならない・・・っていう妙な処置法は伝わっている事。
そして更に嫌すぎるのが、その痣が私にでてしまっている事・・・。
初孫の私に痣を発見して祖父は仰天していたそうです・・・。