都市伝説系でいくつかご紹介・・・。
【校舎のすべての窓から・・・】
中学生のA,B,Cはさまざまな怪奇現象が起きるという廃校にやってきた。
さて、三人は廃校にやってきたものの、闇の中に浮かび上がる校舎に圧倒されて立ちすくんでしまった。
しかしこの中で一番度胸のあるBが、「なんだよお前ら根性ないな!俺一人で行ってやるよ!一番上の階まで行ったら手を振ってやるからな、見とけよ!」と、恐怖を必死に抑えながら校舎へと入っていった。
しばらくすると校舎の一番上の窓から白い手が振られていた。
どうやら一番上まで行ったらしい。
AとC:「あいつやるなあ。」
AとCがそう感心していると、手は引っ込んでBが帰ってきた。
AとC:「おまえすげーな!」
AとCがBの勇気を褒め称える。
B:「え?何言っているの?俺やっぱり怖いから途中で引き返しちゃったよ~ごめんな~」
そんな馬鹿なとAとCがふたたび校舎のほうを振り返ると、校舎のすべての窓から白い手がおいでおいでをしていた・・・。
【夢と違う結末】
ある女子高生が最低な夢を見た。
学校から帰る途中、変質者に襲われてナイフでめった刺しにされるという夢だ。
その夢は起きてもはっきり覚えているほどの鮮明なもので、学校に行っても忘れることができなかった。
そして下校時、彼女は夢の中で変質者に襲われたあたりに差し掛かった。
すごく嫌な予感がする・・・。
不安で我慢できなくなった彼女は、母親に車で迎えに来てもらうことにした。
待ち合わせ場所のコンビニで雑誌を立ち読みしていると、急に視線を感じて顔を上げた。
店の外には、昨日の夢に出てきた変質者が立っていて、変質者はこちらを睨みつけ、いらだった様子で吐き捨てた。
「夢と違うじゃねえか!」
【大きな獣の骨と数枚の】
地元の山道を散歩することが日課のA氏は、奇妙な現象に出くわした。
道脇の木に刺さっていた黒い羽の矢を抜いたのだが、翌日には同じ木に全く同じ矢が刺さっていたのである。
それから同じ事を幾度か繰り返した後、この木に何があるのかとA氏が木の根元を掘り返すと、大きな獣の骨と数枚の小判が見つかった。