実話っす。
俺は中学位から変なのが見えるようになったんだ。
もちろん誰にも言わなかった、言っても信じてくれないと思ったから。
でさ、俺のばぁちゃんには言ったんだよ。
なんでかってのは、ばぁちゃんは本当に見える人なんだ。
まぁばぁちゃんの話は沢山あるんだが置いとくよ。
まず分かり易くしとく。
・仲の良い友人A、S、M。
・ばぁちゃんの家(以降B家)はかなり田舎でむしろ山みたいなとこだ。
その家は前に道、後ろは崖になってて川がある。
道の向こうには黒い鳥居みたいなのがある。
周りに家はない。
B家を4軒下ると俺の家
ばぁちゃんは俺が中学の時に俺の家にきた。
だから以降B家は空き家でB家はかなり古い家。
で、俺が高校のときA、S、Mと俺がハマってたのが俺のB家で一晩中飲み会をすること。
時には4人だけでなくやたら友達呼んだりした。
ある時高校に通ながら4人暮らしを始めようって話になり、一週間だけB家で過ごす事になった。
数日過ぎて、次の日Mが誘った女4人がくる事になり俺達はウハウハしてた。
で、その夜「おい、明日女くるしどうするよ。」みんなで話した結果、肝試しをすることになったんだ。
B家の近くのU寺で200段くらいの石段を登って賽銭箱に5円を入れて降りてきてって流れにする事にした。
話し合いも終わり、飲みながらトランプで大富豪。
Aが「これ負けたやつ2人は明日に先駆けて今から肝試しな」もちろん満場一致。
結果MとSが行ったんだが、2時半にでて3時過ぎに帰ってきた。
俺:「おい、おせぇよ」
A:「ゲイかお前らは」
SとMは汗がダラダラ状態。
S:「窓とドア閉めろ。来るから」
M:「やばいやばい」
俺とAは???だった。
とりあえずSとMがドアと窓を閉めて落ち着いたみたいだから、「何があった?」って聞いたんだ。
あっ確か部屋の電気も消してカーテンも閉めてた。
で、聞いた話。
・階段を登ってたらSが何かが後ろ行くのが見えて振り返ったけど何もいなかった。
・次にMが肩を触られたから振り返ったけど何もいなかった。
・登り終えていざ降りるときに下から「がじゃーん、がじゃーん」と聞こえた。
・構わず降りてったら音がなくなり二人共肩を触られ振り返ったら何もない。
それで二人共怖くなって走って帰ってきたと。
走ってる途中にも肩触られたりしたと。
俺は怖かった。
もうね、ヤバい位に。
テレビの台の下の隙間から誰か覗いてんのさ。
俺しか見えてないみたいだったなぁ。
隙間って数センチだよ?
でも確実に目があって俺を見てるんだよ。
みんな黙ったまま寝れずにかなり時間たったんだよ。
そしたら車が来て、ばぁちゃんだった。
ばぁちゃんは悪い夢を見たんだと。
B家が火事になる夢、B家が川に流される夢、B家で俺が外に出られず窓を叩きながら叫んでる夢、で、B家まで来てくれた理由が、夢で死んだじいちゃんが出てきたらしい。
死んだじいちゃん:「ちゃんと面倒みてないと今孫もってっちまうぞ」
そう言われて目が覚めたから急いで来たらしい。