乗せろ

AV仕様の最強媚薬・エロティカセブン

媚薬・エロティカセブン

N県のS市在住です。
S市は昔からオカルトな噂の絶えない土地なんですが俺が二年前に体験した話を一つ。

その日は残業が夜遅くまで続き、やっと会社を出たのが午前0時過ぎ。
俺は当時付き合っていた彼女と電話しながら車を運転し線路沿いを走っていた。
結構な田舎で山も多く、その時走っていた道に民家はほとんどないし街灯も少なく、暗かった。

自分の車のヘッドライトが照らす範囲以外ほとんど見えないから不気味に感じて、電話で彼女と会話してる間もつい後部座席を気にしたりした。
もちろん何もいないはずなんだが。

終電も過ぎて静まりかえった線路沿い、山の近くで街からは離れていて、民家は少なく街灯も僅かしかない。
木々に囲まれた道はヘッドライトの照らす範囲以外はほぼ真っ暗で、こんなところを1人で運転していることが少し怖かった、その町はいわく付きで有名だった為余計に。

携帯電話で彼女と喋りながら気を紛らわせていたんだが、途中から時折電波が悪くなった。

俺:「もしもし?聞こえるか?」

暗い道中彼女の声が途切れると、車の機械音と周りの小石をタイヤがぱりぱりと踏み散らす音だけが寂しく響いて急に不気味さが増す。
後部座席に何かいそうで怖い。

電波が入って彼女の声が戻ると深く安堵した。
家まではまだまだ遠く、その暗い道は続く。

・・・と、また電波が途切れた。

俺:「もしもし?聞こえるか?」

俺は再び呼びかける。

「おおぉ○※〓%●ぁあぁ£#☆▲あぁああ□♂@〒**▼!!!!」

いきなり中年ぽい男の不明瞭な怒鳴り声が耳をつんざいて・・・俺は驚きと恐怖で携帯を取り落とした。

今のはなんだ・・・!?

冷静になって携帯を恐る恐る耳に当てる。

彼女:「もしもし・・・?大丈夫?」

彼女の声が聞こえてほっとした。

しかし心臓はまだドキドキ鳴っている。

俺:「お前、今のなんだ?」

彼女:「今の・・・って?」

俺:「なんか今・・・電波切れたと思ったらオッサンの怒鳴り声みたいなの聞こえた。お前聞こえなかった?」

彼女:「う・・・ん聞こえた」

彼女:「乗せろって言ってた」

・・・血の気が引いた。

その日はとにかく急いで家に帰り、それ以来夜中にそこを通ることはなく、今は別の仕事に就いたので声の正体はわからずじまい。

その時の彼女とはもう別れたんですが、その子は少し霊感があったらしく、かなりはっきりと聞こえたらしいです。

あんな怖い思いをしたのは初めてでしばらくは夢にも見ました。

ブログランキング参加中!

鵺速では、以下のブログランキングに参加しています。

当サイトを気に入って頂けたり、体験談を読んでビビった時にポチってもらえるとサイト更新の励みになります!