海の上は不思議な話が結構ある。
うちの祖父がその昔漁に出ていた時、嵐がきて、こりゃヤバイと帰ってたら、目の前に祖母(当時はまだ幼馴染)が湧いて、「あっち、あっち」と指をさして消えた。
驚いてそっちの方をみたら、雨のなかうっすら大きな影がみえて、急いで加速して逃げたら、すぐ後ろを大きな船が通っていった。
当時はまだ今のように設備が充実してなかったので、周囲の船の状況は目視するしかなかったので、祖母が現れなければ死んでただろうな・・・と言っていた。
この手の話は、船乗りは結構もってる。
山もそうだけど、ある種の極限状態で脳が見せる幻覚説もあるとのこと。
あと、自分の兄が経験したものでは、兄が中学の時に従兄と船で出かけたら(当然免許無し)、従兄が海の中をみて「なんか女の人が浮いとる」と言うので覗き込んでみた。
兄には骨の手がこっちを掴もうとしているように視えたらしい。
急いで帰ってきて親に報告。
警察に連絡がいって捜索したら、数日前に遺書だけ見つかってた女性の遺体がその近辺で見つかった。
日数的にまだ骨になってなかったはずなので、兄が見たものが何なのかは謎。
とりあえず皆さん、海で死ぬのはやめようね。
色々大変だから。